いわて蔵ビールっていうと、第一次クラフトビールブーム(地ビールブームっていうほうが妥当でしょうか)のころからずっと造り続けているところで、クラフトビールの世界では老舗。そのいわて蔵ビールでは工場見学ツアーもやっています、ということを知り、東北に行くときに寄ってみました。
いわて蔵ビールのブルワリーって?
新幹線の「一ノ関駅」から徒歩圏です。新幹線駅から徒歩で行けるっていうのはブルワリーめぐリストからはうれしい点!(運転できないし)平日ということもあり(?)人通りの少ない道を歩き、住宅街を歩き…
徒歩12分くらい?で到着!約1kmです。
いわて蔵ビールは、造り酒屋の世嬉の一酒造が持っているクラフトビールブランド。
この敷地がとても素敵で!古い蔵がいくつも残されていて雰囲気たっぷり。工場見学っていうより蔵見学っていう感じです。そのたくさんの蔵が博物館、カフェ、レストランなどに利用されているので、さくっと見て回って観光…というのも楽しいと思います。
到着しただけでわくわく。
ビール工場見学ツアー
「ビール工場見学ツアー」っていうと大手のビールメーカーのツアーなんかが思い浮かんじゃうんですが、それとは全然趣が異なるものかもしれません。醸造所はとてもコンパクト。建物もレトロ。ガラス越しに醸造所を見て、説明を聞いて、最後は試飲、という約30分くらいの短いツアーです。ちなみに試飲しなければ、無料。試飲をするなら1200円。毎日10時、15時、17時の開催です。
クラフトビールの作り方「ビールができるまで」(年季はいってる!)
そのほか、原料である麦芽を見たり、海外で人気が出たビールについて説明があったり、地域との協業でつくったビールがあったり…
(クラフトビールの瓶って好き)
数々の賞をもらってきたこのブルワリーならではの、賞状がずらっと並んだお部屋を見せてもらったり(通称・自慢部屋wとおっしゃってました)。
昔はビアホールとして使われていた、というこの建物。雰囲気たっぷりですねー
ツアーは基本的に醸造所を見ながら聞くという感じで、ごくコンパクト。ただ、今のクラフトビールブームが起こる前からずっと造っている方々が直接話してくださるので、話が面白くて、ついつい聞き入ってしまいました。
「昨今のブームは予想しなかったことで、自分たちは変わらないのにマーケットが変わって突然売れ出した、みたいな戸惑いがありましたね~」なんて話されていて、生の声は興味深かったです。
最後は蔵レストランで試飲セットをいただく
ツアーの最後は試飲。試飲つき・試飲なしどちらも可能ですが、せっかくなら試飲ありがおすすめ。隣のレストランでいただくセットです。
飲み比べセットって「クラフトビール」って感じしますよね。
南部鉄器を背景に
蔵で飲むビールは最高においしいです。レストランでは、一関の名物「もち」を使ったもち御膳セットなんかもあって、ランチにもおすすめです。
カフェや敷地内見学も
ビール好きとしてあと楽しかった場所はというと、蔵カフェもあるんですが、そこにいわて蔵ビールがこれまで造ってきたビールの瓶がずらっと並べてあるんですね。これがとにかくいろんな種類があって、なかなか見ごたえがありました。
りんごビールやお茶ビール、なかには海鞘エールなんてものまでw
その地域の名産を副原料にしたビールって、小回りのきくクラフトビールブルワリーならではというか…きっと東北のいろんな場所で売られているご当地ビール、ここで造ったものも多いんだろうなぁと思いました。
蔵カフェは雰囲気もいいので、ここでのんびりするのもおすすめです。
というわけで、いわて蔵ビール見学の紹介でしたー
さくっと参加できますし、ランチと兼ねて、カフェと兼ねて、とか柔軟に行ける場所だと思うので、クラフトビール好きさんはぜひに。
いいとこだった!!
<世嬉の一酒造>
住所:岩手県一関市田村町5-42
アクセス:一ノ関駅から徒歩約12分